「テリーヌ」とは、「テリーヌ」と呼ばれる陶器などの蓋つき容器に入れるパテ類を示す言葉なので、その容器さえ使えれば、どの季節でも作れますが、多少保存もでき、トリューフやお酒を思いっきり使えるオーブン料理なだけに、必然的に秋と冬、クリスマスの定番料理の一つになりました。

本日は約束通り栗入りのファルスを使った簡単レシピを伝授させて頂きます。

 

材料

(10㎝のテリーヌx2または15㎝のテリーヌ)

 

ファルス・・・・・・・・・250ℊ  https://lepontdesoie.media/クリスマス料理に使える栗入りのファルス

鶏のささみ・・・・・・・・300ℊ

コニャックまたはマデラ酒 少々

塩・白胡椒

豚脂がなければキャノラ油を少々

オプション 鴨のマグレ、豚ヒレなど

 

焼けば、ゼラチンよりはるかににおいしくて香ばしい天然ゼリーができますので、わざわざゼラチンを使う必要がありません

 

*テリーヌがなければ、ポンドケーキ型も使えます

 

 

作り方

 

 

下準備

キッチン鋏でささみをリボン挟みで状にする。

   オプション 鴨のマグレ・お気に入りのお肉も加えたければ、ささみと同じように鋏で切る。

ボウルにお肉を入れ、コニャックかマデラ酒・塩胡椒も加え、(1時間~一晩中)マリネする

テリーヌの準備をする  豚脂またはラードをテリーヌに敷くか、テリーヌにキャノラ油を塗る

 

1・テリーヌの底に先ずファルスの一層目を敷き

2・①に肉のリボンを乗せる。

鳥のささ身しかなければ、模様を描くように鶏肉とファルスを鶏肉・ファルス・鶏肉・ファルスの順で乗せ、次の層は逆にファルス・鶏肉・ファルス・鶏肉の順で乗せてみましょう。

 

3・オーブンを予熱する(180℃)

4・蓋をかけて(蓋に穴が開いていなければアルミホイルかオーブンペーパーに穴を開けてそのまま敷いても可)オーブンで1時間くらい焼く。15~20センチのポンドケーキ型をご使用の際、1時間半くらい焼きますのでご注意ください。

5・焼き終わってから、十分冷めてから冷蔵庫に入れて一週間~10日間休ませる。

   ●すぐに食べられますが、簡単にスライスできませんので、ご注意下さい。

6・テリーヌを型からはずして、スライスして食べるのが普通です。

 

 

テリーヌは前菜にお勧めの一品ですが、サラダを添えて食べるとメインにもできます。白ワインとも赤ワインとも相性がいいのはテリーヌのもう一つの魅了くかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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東南仏生まれ。写真好きな母とミステリーマニアの祖父母によって風変わりな教育を受ける。旅好きな祖父母の遺伝子を濃く継いで、歩ける前にボートに乗っていたことを誇りに思い、「水」に関するすべてに興味を示し、ボートをこよなく愛す。 画家・フランソワ・シャンポリオン("エジプト学の父"と呼ばれたジャンフランソワ・シャンポリオンの子孫)の弟子で、そのアトリエにあった本を捲ったある日、雪舟の水墨画に心を奪われ、日本を描く夢を抱くようになり、絵を描きながらもパリのフランス国立東洋言語文化研究所(Institut National des Langues et Civilisations Orientales-INALCO)を卒業して以来、画家、講演者、翻訳家、通訳者として活躍しており、フランスと日本両国間の架け橋になろうと頑張っている。 祖母の影響で無二の料理好きに育ち、レシピ集を書くように勧められても躊躇っていたが、3・11後に祖母から頂いた"作る"と"食べる"というシンプルな幸せと安心を分かち合いたく、料理研究家として活動し始める。「みんなが笑顔になるフランスの定番おやつ Goûter」(自由国民社)、「マリエレーヌのアイスクリームとシャーベット」(文化出版局)の著者。故郷であるコートダジュールを深く愛し、「コートダジュール大使」になったことを心より光栄に思う。

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