クリスマス料理に使える栗入りのファルス

クリスマス料理と言えば、シャポンやターキー、テリーヌやガランテイーヌという、ファルスを使う料理をつい連想してしまいます。 12月24日深夜12時にクリスマスのミサと同時に待降節が終わるのを待ちながら用意する料理は待降節の間食べられなかった「脂っこいもの」と「お肉」を始めとした、一言に言って「豪華な料理」で、特徴があるとすればそれが「普段食べない」「特別な日のためにとって(予約して)あった」材料や香辛料が使われていることかな? ファルスを詰めたシャポン(去勢雄鶏)またはターキーや、テリーヌなどフランスでは有名にして、誰もが食べたことのある「普通」のクリスマス料理ではありますが、日本の方の口にもよく合いますので、日本のどのスーパーでも買える材料で作れる鶏肉用・テリーヌ用のファルスのレシピを伝授させて頂きます。   栗入りのファルス   豚バラ肉・・・・・・・・・・・600ℊ 皮無し茹で栗・・・・・・・・・60ℊ(冷凍でも缶詰でも可) あればセップタケまたはジロール茸など コニャックまたはマデラ酒・・・大匙2 塩胡椒 エシャロット・・・・・・・1/2個分  (玉ねぎでも可) お好みで パセリ オプション 鶏のささ身  鴨のマグレ   詰め物用なら パン粉一握り     作り方   下準備 栗の準備をして茹でる。雑に切る。 あればキノコの準備もしてミンチして、エシャロットとパセリを刻む。   1・豚バラ肉をフードプロセッサーにかけて、ボウルに移す。 オプション  お好みで鴨のマグレまたは鳥のささ身などもフードプロセッサーにかけて、豚バラ肉に加え、混ぜてみるとおいしいです。テリーヌを作る時にお勧め!!! 2・栗ときのこ・エシャロットとパセリ・最後にマデラ酒(お好みでコニャックまたはアルマニャックでも可)も加え、手で混ぜる。 3・詰め物用のファルスとして使うなら パン粉を一握り加え混ぜてから使います。 3・②を手で丸めたり、ソーセージの形にしたりして 20分~30分オーブンで焼きます。ソーセージのように使えます。   ● 時間に追われている方や、失敗するのが怖い!けど、フレンチ風のクリスマスに挑戦したい方は鶏のささみまたは鴨のマグレにファルスを乗せて、ロールすることもできます!        

おやつの(簡単)スコーン

  フランスの定番のおやつとは言い難いですが、温かい紅茶が更に恋しくなる秋に入るなり、フランス人もイングリッシュ・テイー・タイムを楽しみたいです。当然ながら、英国の雰囲気を再現するにはスコーンとマッフィンも必要不可欠です! レシピが割とありますが、本日は子供と一緒に作れる非常に簡単なスコーンのレシピを伝授させて頂きます。   材料 小麦粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・250ℊ ベーキングパウダー・・・・・・・・・・・・・・・・・10ℊ グラニュー糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20ℊ バニラシュガー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10ℊ 塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一つまみ バター・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50ℊ 牛乳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/4~1/2杯     作り方 下準備 バターを室温で戻す。 作業台に小麦粉を 1・ボウルに小麦粉・ベーキングパウダー・砂糖・バニラシュガーと塩を入れ、よく混ぜる。 2・①にバターも入れ、少しずつ牛乳を加えながら、手で混ぜる。 3・小麦粉が塗された作業台に②を移り、手早く練る。生地を伸ばす(厚さ・2㎝くらい) 4・5~6センチのグラスかセルクルで押し抜いて、 5・オーブンの天板に乗せ、予熱せずに220℃で15分くらい焼く。 6・お茶を入れる間に室温で冷まし、サワークリームとジャムを添えてまだ暖かいまま食べる。   ●サワークリームがなければ、生クリームを使っても可。地域によって、バターも考えられます。酸味のあるベリージャムかオレンジのマーマレードを乗せるのが普通です。 フランス人なら食べ慣れてないサワークリームより生クリームかバターを選ぶでしょう。 ●ブルーベリーなどがあれば、生地に一握りを加えられます。 ●バニラよりシナモンがお好きな方には、バニラシュガーではなくシナモンシュガーまたはシナモンかパンデピス・スパイス・ミックスを使用できます。㊟バニラシュガーを使えなければ、グラニュー糖を30ℊにしましょう。    

オレンジサラダ

クリスマス料理がいくらおいしくても、食事の途中で「口直し」が必要になることもあります。 友人のリョネルさん(元シャルキュトリー・食肉業者)から頂いた、イタリア系ニース人が冬になるとよく食べる、シンプルで酸味のある、食べやすいオレンジサラダを紹介させて頂きます。   材料 オレンジ・・・・・・・・・1人1/2個 オリーブ油 フルール・ド・セル(結晶化した海塩)黒胡椒   作り方 1・白い部分が残らないように気を付けながらオレンジをプレ・ア・ヴィフ(身が現れるまで皮を剥く)し、カルパッチオより少しだけ厚くスライスして、深皿に移す。 2・②にオリーブ油をかけ、黒胡椒を振って、冷蔵庫に入れる。 3・③が半日~一日冷蔵庫でマリネしてからフルールドセルで味を調えて食べる。 ●非常に作りやすいレシピです。が、シンプルなレシピほどおいしい材料を使わなければなりません!個人的には東南フランス産のオリーブ油を使う主義です。                    

今年はブルークリスマス!クリスマスブルース(憂鬱)の表れでなければいいですが・・・

クリスマスや他の年中行事は基本的に流行と縁があまりないかと思えば、そうでもありません。 クリスマスがキリスト降誕祭より「プレゼントを交換する日」と国際的に認められた今、世界中の子供がどんなに12月24、25日を楽しみに待っていても、クリスマスはある種の「ビジネス」になり下がり、ビジネスだからこそアドベントカレンダーからツリーと飾りまで、クリスマス料理の材料から玩具まで全部フランス人の生活の一部でありながら、特定の「市場」でもあります。 イギリスや米国では随分昔からショーウインドーのように家の飾りつけをしたり、絵葉書を送ったり、お菓子を作ったりする習慣がありましたが、逆にフランスのクリスマスが地味で、キリスト教徒にとっておいしい料理を振る舞うのも、家の内装をクリスマスに合わせるのも当たり前でも、50年代半ばまでみかんかお菓子、または便利で必要なものしか贈りませんでした。 クリスマスが宗教と関係のない、プレゼント交換するだけの行事になったこの時代のクリスマス飾りって、どんな感じなのか、フランス人がどんなものを気に入って買いたがるのか、多少調べてみました。 予想通りに、クリスマスの基準となった英国風の深い緑と赤、木の飾りと小物をどこでも手に入れます。が、某ブランドのおかげで、スカンジナビア風のクリスマス飾りと、クリスマス室内内装が年毎に人気が出ます。 緑と赤以外に、白もクリスマスの色と認められています。時々パステル色のツリーや飾りを見かけても、やはりフランス人が未だにホワイトクリスマスに憧れているようです。 ここ2,3年薄緑・薄緑と茶色、つまり自然、特に森を連想させる小物が売られていますが、今年で限界だったか、深い緑、土色と白しか残っていませんでした。 ただ、意外にも今年は、普段はクリスマスに滅多に見ない「青」が好評です。 スカンジナビアのパステルブルーもですが、藍に近い青のツリーと飾り、金と銅と相性が特に良いアンティークブルーの人気に驚きました。ドールハウスまでがクリスマス飾りになり、案外シックなクリスマスになるのではと勝手に期待してしまいます。 私自身は今年も趣味で様々なクリスマスデコレーションを作りましたが、どれを使うのかいまだに迷っていると白状したら、驚きますか?    

南仏の香りがする、レモンとバジルのシャーベット

5月が終わろうとしており、地域によって既に毎日でもアイスが食べたい季節に入りました。 ので、本日のレシピは、リモンチェッロを少し入れるだけでアぺリテイフ代わりにできる、フレッシュ感が特徴のシャーベットです。     材料 (750㎖分くらい)   レモン汁・・・・・・・・・・・・・・・125㎖ フレッシュバジル・・・・・・・・・・・葉っぱのみ、5~7枚 グラニュー糖・・・・・・・・・・・・・80ℊ 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・125㎖ 卵白・・・・・・・・・・・・・・・・・卵一個分   オプション リモンチェッロ・・・・・・・・・・・大匙1~2   *ハンドミキサー、アイスクリームメーカー、保存容器   オーガニック材料を使うべきか? なるべくオーガニックまたは「農薬なし」の材料を使うのお勧めします。 体によい上に、檸檬をよく洗えば、皮まで使え、更に香ばしいミックス(アイスやシャーベットのアパレイユ)、つまり更においしいシャーベットを満喫できます!     作り方   1・シロップを作る。 鍋に水と砂糖を入れ、沸騰したら数分煮詰める。 火から下し、よく冷やす。   2・レモンとバジルの準備をする。バジルの葉をお好みで3~5枚細かく刻む。 3・シロップにバジルとレモン汁(*オプション+皮+リモンチェッロ)を加え、アイスクリームメーカーに流し入れ、スイッチを入れる。 4・ボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーで泡立てて、メレンゲを作る。 5・③が固まり始めたら、注ぎ口からメレンゲをゆっくり加え、25分くらいで出来上がる。 6・保存容器に移し、冷凍庫に入れる。   ㊟ シャーベットは火を通さないので、必ず新鮮な卵を使いましょう!!! 勿論数日間冷凍庫で保存できますが、卵が入っているアイスクリームとシャーベットはなるべく早く食べましょう。        

S’expatrier au Japon

2019, championnat du monde de rugby , 2020 Jeux Olympiques , 2025 exposition universelle. Trois dates et événements phares qui placent le Japon au centre...

Soupe de châtaignes 栗のスープ

冬と言えば栗! 日本だけでなく、東南フランスやコルシカでも昔から料理でもパテイスリーでも栗が使われており、ニース人やコルシカ人にとって栗ほど馴染みのある味があまりありません。 今冬は栗レシピを思いっきりアップする予定ですが、ニース人なので本日は先ず、ニースの伝統の栗のスープのレシピを伝授させて頂きます!   材料 (4人分)   栗(皮無し)・・・・・・・・・・・・・600ℊ 牛乳・・・・・・・・・・・・・・・・・500㎖ 水またはブイヨン・・・・・・・・・・・500㎖ ポロネギ(白い部分のみ)・・・・・・・1本 セロリ・・・・・・・・・・・・・・・・少々 塩胡椒 *オプション ヴァーミセリ(*パスタの種類)・・・二握り   作り方 下準備 栗の準備をする。外皮を剥いてから、4時間水に浸し、2枚目の皮を剥きます。 1・鍋に水(ブイヨン)・栗・ポロネギ・セロリ・塩(少々)を入れ、沸騰させてから中火で30分煮る 2・ミキサー(フードプロセッサー)にかける  3・⓶に牛乳を加え、塩胡椒で味を調え、さらに30分煮る (お好みでヴァーミセリを加えても可) 栗を何個か焼いて、細かく切り仕上げにスープにまぶしたり、グリッシーニに生ハムを巻いて添えてみましょう。   今時栗のスープにパスタを加えて食べる人が少ないですが、50年くらい前まではまだ普通な食べ方でした。 ㊟ 栗の準備は時間がかかりますので、忙しい時は缶詰または冷凍品(生栗でも茹で栗でもOK)を使ってみましょう!   知ってた? 始めにニース辺りの田舎と山で採れる野菜と狩れるジビエあり!と言ってもいいくらい、ニースの伝統料理で使われているのはシンプルな材料のみで、スパ・デ・カスターニャ(ニース語で「栗のスープ」)はそのいい例だったりします。基本レシピは以下の通り 栗・・・・・・1,5キロ 牛乳・・・・2ℓ 塩胡椒 準備した栗を鍋に入れ、牛乳を張って、1時間煮る。フォークでエクラゼして(フードプロセッサーにかけて)から塩胡椒で味を調えて、濃すぎれば、牛乳を加えるだけで作ります。 塩胡椒の代わりに砂糖を使えば、あら不思議!デザートにお勧めの甘くて濃いスープができます!現代レシピでは生クリームとヴァニラシュガーも加え混ぜることが多いです。  

和サブロー 春の二つの東京ライブ

和サブローファンの皆様! 大変嬉しいニュースがあります。あと少しで、何と!東京で和サブローのライブがあります。   赤坂では、中島徹のピアノ・Tommyのトロンボーン・坂井美保のコントラバスと一緒にジャッジ―なミッシェル・ルグランやゲーンズブールの60年代のシャンソンを歌い、江東では鈴木厚志のピアノでフランスシャンソン古典の世界を歌う和サブローの世界を満喫できるチャンスです!!!   ご予約・お問い合わせ 「ワサボントン」 ✆ 080-6146-4233 メールwasawasajap@yahoo.co.jp  

ハロウィーンの前夜

  あと数時間で10月31日、つまりハロウィーンです。   周りの子供がみんな楽しみにするイベントなのに、フランス人としては複雑な気分にならざるを得ません。 何故なら、フランス文化とは縁がなく、米ドラマの真似ごとに近い、全く意味のない、形だけの祭り騒ぎにすぎないからです。   私を始めとして米ドラマを見て育ち、米文学やポップカルチャーに興味を持った人間は基本的に歴史にも興味を自然に持ち、ハロウィーンに纏わる伝統を勉強したりもします。私の友人で十代の頃から毎年ハロウィーンパーテイーを開く人が割といます。   ただ、ここ数年十代の子にハロウィーンってどんな行事なのか知っているか?と聞いてみたら、大体「仮装して、「トリックオアトリート!」と人を脅して、キャンデイーやお菓子がもらえる日だ」と返されるのが落ちです。   楽しく「仮装して、お菓子がもらえる」のが嬉しいので、多少はお菓子がもらえる理由を少し気にしましょうよ、と叫びたくなります。   そんな私なので、この間又従妹から「お姉ちゃん、ハロウィーン飾り作ってくれるよね?」という強引な"依頼"が来るとは予想していませんでした。 癪なので、ヴァニタス(のミニチュア版)を作りました。美術の授業で勉強しないジャンルだそうなのでちょうどよかったのかもしれません。 結局、ハロウィーンに感謝すべきですかね?
0FansLike
65,977FollowersFollow
32,500SubscribersSubscribe

Featured

Most Popular

Latest reviews

2019 , année impériale à suivre…et archiver

Depuis le mois de mai a commencé l'ère Reiwa. Qui dit nouvelle ère dit évènements historiques majeurs. Bien évidemment,l'historien,l'étudiant ou le simple amoureux d'histoire moderne ou...

バック・オン・ライン!

ご無沙汰しております、管理人のマリエレーヌ・ポワンソです。 ご存じの通り、当分の間ル・ポン・ド・ソワの更新が不定期になり、セキュリテイー問題を解決できるまで、思い通りに更新できない事を悔しがりながらもフェイスブックページではフランスと日本、両国のニュースに集中させて頂きました。 当然ながら、これからもSNSで最新ニュースをシェアし続け、皆様と直接にお話しさせて頂きます。 「伝える」ために生きる私なので、オンラインで活躍できなければ、(十分の落ち込んでから)オフラインで頑張るしかないという結論に至り、予想していなかった回り道が ル・ポン・ド・ソワ を予定より早く日本とフランスに興味を持つ文化愛好家の特別な空間、アーテイストとクリエーターの集まり場にする好機になれる可能性に賭けました。 ル・ポン・ド・ソワが少し変わります。 必然的に今まで書いた記事を只今整理しているのは言うまでもありませんが、、、 嬉しいことに協力者の記事や作品を掲載することになり、素敵なゲスト様のインタビューも増え、新しいカテゴリーも増えますので是非、協力者ページやカテゴリーをチェックして下さいませ! FBページでもお待ちしています!→ ル・ポン・ド・ソワ・FBページ 改めて、今後ともよろしくお願い致します。

Le chocolat chaud d’Escoffier エスコフィエのショコラ・ショ

3月に入るなり、春を連想させる飲み物やお菓子を楽しめるのですが、寒い日や落ち込む時など、無性に温かいココアを飲みたくなることがあります。 冬の代表的な飲み物であるホットココアは、「飲み物」でありながら、コンフォートフードの部類に入っており、今回の大寒波のせいで寒さに震えるフランス人に必要なお薬なのではと思います。 ホットココアを作るのは簡単ですが、オーギュスト・エスコフィエのレシピをご存知ですか?パリのホテルリッツのバー・Le Vendôme(ル・ヴァンドーム)のお客様に特に人気があったショコラ・ショのレシピを伝授させて頂きます。      材料 (2人分) 牛乳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・300㎖ 生クリーム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・350㎖ 赤糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20ℊ ヴァニラ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/2本 シナモンステイック・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/2本 カバーチョコレートまたはココア70~80%のいたチョコレート・・・・200ℊ 作り方 下準備 バニラビーンズは縦にさき、包丁の刃先で種を取り出す。 おろし器か包丁で板チョコレートを削る 1-鍋に牛乳とヴァニラとシナモンを入れ、強火で温める。 2-牛乳(の表面)が震え始めたら、生クリームを加え、沸騰させずに2分間だけ泡立て器でよく混ぜる。 3-泡立て器で混ぜながら削られたチョコレートを加え、4分間沸騰させずに煮てから火から下し、 4-泡立て器十分かき立てる。(㊟ミキサーにかけても可) カップに注ぐ時にシナモンステイックを取り除く。 ●ホイップクリームがあれば、仕上げに載せて、ココアパウダーでも塗すことができますが、今風な盛り方だったりします。   ご存知だったのでしょうか? オーギュスト・エスコフィエ(1846年10月28日 ~ 1935年2月12日)はヴィルヌーヴ・ルーベ(ニース近郊)で生まれた、 現代料理の父と謳われたフランスのシェフです。 13歳で叔父がニースで経営していたレストランで見習いを始めたエスコフィエですが、1880年代後半に 夏期に厨房を任されていたルツェルンのホテル・ナショナルでのセザーレ・リッツとの出会いと、その後の二人の協力関係が、世界中にいくつもの有名ホテルの設立に結実することとなり、二人の人生はもちろん、ガストロノミーの歴史を変えることになります。 オーストラリアのオペラ歌手ネリー・メルバやイタリアの作詞家のジョアキーノ・ロッシーニを記念して名づけられたデザートのピーチメルバや牛ひれ肉のロッシーニ風は、現在でも世界中で好評を博する、前世紀にエスコフィエの考案した料理です。 エスコフィエはホテルでの活動以外にもさまざまな分野で活躍し、現在は古典料理のレシピ集・教科書として用いられている『料理の手引き』 ( Le Guide Culinaire)を1903年に出版した。 ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世に「私はドイツ皇帝だが、あなたは料理の皇帝だ」という賛辞を与えられたエスコフィエが母国フランスで1920年に、シェフとして初のレジオンドヌール勲章(シュバリエ、勲爵士)受章者となり、1928年には同勲章のオフィシエ(将校)を受章している。同年に開かれた第1回世司厨士協会連盟会議では、連盟の初代名誉会長に選出されました。

More News